アトピーとは?

アトピー性皮膚炎とはかゆみのある湿疹を慢性に繰り返すアレルギー疾患の一つです。アトピー素因といっていわゆるアレルギー体質を持っています。アレルギーとは喘息、花粉症、アレルギー性鼻炎や結膜炎などのことをいいます。

アトピー性皮膚炎の病態は皮膚のバリア機能の低下(要するに荒れやすい)、フィラグリン遺伝子異常(遺伝的に皮膚の油分が作りにくい)などによって皮膚からいろんな物質が入ってきてさらにアレルギーや皮膚の炎症がすすみます。

検査をしたらアトピーと診断できるわけではありません。繰り返す湿疹(子供は2か月、大人は半年)、アトピー素因を持っている、左右対称の湿疹の3つがそろい、その他の似たような病気ではないことを確認したときに医師が診断できます。

 

アトピーは長期的に付き合っていく病気です。お悩みの方は京都駅から徒歩30秒の皮膚科、京都駅前さの皮フ科クリニックまでお任せください。

アトピーの治療方法

基本的にアトピー性皮膚炎は体質のようなものであるため一部自然に治る人はいますが完治は難しいです。治療の最終目標は症状がない、またはあっても軽微で保湿剤やスキンケアだけで日常生活に支障がないレベルを維持することが目標です。軽症から中等症の人は可能と思います。京都駅前さの皮フ科クリニックでも人からアトピー性皮膚炎とわからないくらいに治療していきたいと思っています。しかし、中には最初からあきらめている人も多い印象です。

そこまで治療しようとするとかなりの努力が必要となります。こまめに来院してもらい、しっかりと指示通り外用を塗ってもらいます。それなりの頻度と時間が必要です。炎症後色素沈着は日焼けと同じようにもとに戻るまでかなりの時間が必要で、さらにその期間に湿疹を繰り返さないようにするために正しい塗り薬の治療を継続する努力が必要です。そのために湿疹ができてから塗るのでは遅いため、その人の重症度に併せた塗り薬を湿疹ができる前に塗る治療(プロアクティブ療法)が欠かせません。軽症の患者さんほど抗アレルギー剤(かゆみ止め)内服を継続すると効果があるといわれています。長期間ステロイド外用を続ける必要があり、副作用の観点からステロイドとは違う薬効のあるプロトピック®軟膏に持っていきたいところです。治療の基本は①正しい薬物療法②スキンケア③悪化因子を避けることでしょう。

光線療法も保険適応であり効果的で海外では積極的に使用されています。不要な紫外線を当てずに治療に適した紫外線の一部のみを当てますので安心です。今のところ発がん性は指摘されておりません(以前の紫外線療法はあったのでおよそ300回の回数制限がありましたが現在はありません。)保険で週に2回程度当てられます。一度あてると理論的には7日間ほど効果がありますが患者さんは3,4日かゆみがおさまって楽になるそうです。ステロイドの塗り薬と併用することにより、より早く、よりステロイドの量も減りますので早く楽になりたい方はお勧めします。

重症の患者さんにはその他には免疫抑制剤(シクロスポリン®)もあります。

いまや画期的な注射剤も保険適応(2週間に1回の皮下注射で3割負担で約5万円程度とまだまだ高価です。)となり、治療方法の選択肢も増えました。

いずれにせよ、毎日のケアと定期的な受診が必要です。よくなるまでは7日以内の再診を続けた方がよいです。慢性疾患ですので非常に軽快安定した患者でも月に1回の通院が望ましいです。

しっかりとした治療により軽症・中等症の方はアトピーと他人からわからないくらいよくすることができます。

受診・外用の指示を守りできるだけお肌を美しく保ち、早く月1回の定期受診になるように一緒に頑張っていきましょう。

日常の注意点

悪化するとわかっているようなことは避けるように(冬は乾燥、夏は汗、春は花粉症、睡眠不足、ほこり、季節の変わり目など悪化因子は個人差ありますが)。下着は綿で縫い目のないもの、汗はかいた方がいいですがこまめに洗い流したり、ぬれタオルで優しく押すようにして拭いてください。お風呂は38度程度で刺激の少ない泡石鹸を付ける程度にしてよく洗い流し、拭くときは押し拭きしてください。入浴後の保湿剤は必須です。

よくある質問

ステロイドを塗らずに治療したいのですが・・・

ステロイドを使用しないとよくなるのに時間がかかるためお勧めしません。いってみれば火事にコップの水だけで火を消したいのですがという質問と同じになります。燃えてしまってもとのきれいな肌に戻せないようなことになります。元のきれいな肌にしたいのであれば早めにしっかりとよくすることが大切です。ステロイド治療は世界標準です。副作用もわかっています。皮膚科専門医の目を通さず自己治療するのが問題と考えます。

京都 京都駅前 さの皮フ科クリニック 皮膚科・アレルギー科

さの皮フ科クリニック|京都|さの皮フ科クリニック 院長