第119回日本皮膚科学会総会

1年更新のない院長雑感でした。スタッフブログを書いているスタッフから冷ややかな目で見られていることには気づいてはおりました。よくみる院長ブログはだいたい私生活のことが書いてあります。診療とはあまり関連がない院長の私生活は人となりが少しわかる程度で食べたものまで書かなくていいのかなと思い、基本は勉強した内容にしております。(1年間あちこち行きましたが忙しさにかまけてアップしませんでした。)診療を休まず、勉強をしようと思いますと診療後だけとなります。日進月歩の情報社会の中で今まで行けないことが多く困っておりました。今年からドイツ留学帰りの荒川先生が院長の代診を快く引き受けてくださったことによって様々な研修と勉強ができるようになりました。

皮膚科学会総会とは皮膚科医が1年で一番楽しみにしているお祭りのような皮膚科最大の学会です。今年は皮膚科医になって初めてすべての講演を聞いてやろうと思ったこともありますが次の自由診療の機器の選定のため6月4、5、6、7日の4日間の代診を荒川先生に頼みました。改めて御礼申し上げます。

しかし、今年は100年に一度の禍の年であります。例にもれずオンライン開催となりました。4日間のオンライン講演と空き時間に医療器械会社とオンラインや電話による問い合わせをしております。

学会上では椅子に座って講演聞くしかないのである程度集中します。1年間会えなかった皮膚科の知り合いと情報交換もします。展示会場では色んな業者さん(製薬会社、化粧品会社、医療機器、医療専門書店、素材会社、医療情報会社、電子カルテ会社などなど)ともお話します。様々な刺激と情報アップデートができます。出会いでのシナジー効果があります。今年オンラインばかりとなりました。出会いのシナジーが全くありませんし、部屋では気が散って色んな整理をしてしまします。運動もコンビニに行くくらいで不健康です。そしてこの院長雑感も土曜の朝5時からオンデマンドの講演を聞きながら書いていますので集中しているとはいえません。はやくコロナが終わって出会いのシナジー効果を感じたいです。

今年はコロナ一色で皆さまも鬱々とした日を過ごすことになるかと思います。もちろん学会でも新型コロナ感染症対策緊急シンポジウムがありました。90分間の講演でしたが最後の20分程度は画像フリーズしました。結局のところ内容は知っている程度の話でした。コロナウイルスはよくある鼻かぜ程度のウイルスだそうです。同居家族は3日もすれば簡単に全員感染するそうです。SARSのときにあったそうですがホテル清掃人が面倒だから?同じ雑巾ですべての部屋を拭いてホテル集団感染の原因を作ったそうです。怖いですね。自分で消毒するのが一番ですね。それが一番記憶に残りました。当クリニックでは勤務・勤務外も自分以外はコロナ感染者と思って対応するように職員に指示しています。睡眠休養をきっちりとり、マスクをして顔を触らない。うがい手洗い消毒を励行する。院内は窓をあけて風通しをよくして消毒を繰り返す。皆さんご存知の当たり前のことですが・・・・。

さの皮フ科クリニック|京都|

2020年6月6日 土曜日