赤ら顔とは?
緊張や興奮した時に頬の赤みが強調されることがありますが、平常時でも赤みが取れない場合は毛細血管拡張症を疑います。
京都で赤ら顔治療をご希望の方は、当院までお気軽にご相談ください。
赤ら顔の原因
赤ら顔の原因となる主な皮膚の病気は湿疹・かぶれ・アトピー性皮膚炎・花粉皮膚炎・しゅさ・脂漏性皮膚炎・ステロイドによる副作用・膠原病などがあります。
皮膚表面が荒れている場合は、もちろんまずは保険診療による治療が必要です。
その他に自律神経やホルモンバランスの乱れ、精神的緊張などによっておこる「ほてり」による皮膚表面が荒れていない赤ら顔もありますが、これらは治療が難しいです。
自由診療の適応がある治療法としては、血管の拡張が主な問題となる場合です。
当院でできる治療方法
セレックVによる治療
セレックVは赤ら顔の原因となる毛細血管に熱を与えることで毛細血管の収縮を促します。肌の表面に血管が透けて見えづらくすることで赤ら顔を目立たなくする効果が期待できます。
レーザーと異なり、施術後に顔にテープを貼る必要もない為、お仕事をされている方・初めて赤ら顔治療を希望される方にもお勧めの治療方法です。
外用薬治療
メトロニダゾール
抗寄生虫薬の一種で、昔から酒さの治療として使用されてきました。ポツポツとした酒さができている場合、使用しています。
正確な作用機序は良く分かっていない部分も多いですが、炎症を抑える効果および、顔の毛穴に生息しているニキビダニを減少させ、炎症を抑える効果により酒さが改善するものと考えられています。悪化時に使用し、長期的に使用するのは避けてください。
当院では、保険適応で処方しています。
アゼライン酸(AZAクリア)
炎症を抑える効果を発揮する化粧品です。海外では酒さやニキビの治療薬として使用されています。やや刺激感はありますが、長期的な副作用も報告されていない為、安全性の高い薬剤です。肌に合えば再発予防として、酒さを予防する目的でも使用できます。
当院では、1980円(税込)で処方しています。
悪化因子とは血管の不安定さなどの遺伝的要因もありますが寒冷、温熱、寒暖差、乾燥、運動、日光暴露、飲酒、香辛料などの刺激物摂取、毛包虫などがいわれています。
慢性炎症性疾患なので保険診療ではニキビに準じた治療を行います。抗生剤の内服は効果が期待できますが慢性の病気の為、耐性菌の問題からお勧めしにくく、悪化因子を防ぎながらアゼライン酸などで予防することをおすすめします。
赤ら顔治療の流れ
カウンセリングご予約
受付
時間厳守となっております。5分以上遅れられた場合はキャンセル扱いとなります。
当日は正確な診断のためお化粧せずにご受診してください。
カウンセリング
診察
施術予約
※予約に空きがあれば、当日施術も可能な場合があります。
施術当日
診察
施術
お肌を保護するジェルを塗り、IPLを照射します。ジェルはお肌との密着を高め、熱伝導を助けます。
照射中は光から目を守るため、専用のゴーグルなどを着用いただきます。
アフターフォロー
実際の症例写真をご紹介いたします
区分 | 自由診療 |
治療名 | セレックV |
治療内容 | 毛細血管に熱を加え血管を収縮させることで赤ら顔を改善する治療です。 |
リスク・副作用 | 赤み・痒み・痛み・水疱・火傷等ができる可能性があります。 |
平均的な治療回数 | 5回 |
平均的な治療費用 | 93,500円 |
承認状況 | 国内承認※
(承認番号:231ADBZI00015000) 毛細血管拡張症に対する適応は承認されていません。適応外使用 |
他の承認医療機器 | キャンデラ社「Vbeam」 |
諸外国における承認状況 | CE、MFDS承認 |
入手方法 | 国内正規代理店「jeisys Medical Inc」より当院医師が個人輸入 |
※キセノン光線治療器として
美容皮膚科では、国内未承認医薬品または医療機器を用いて施術を行います。
「個人輸入において注意すべき医薬品等について」はこちらをご覧ください。
治療料金
セレックV(税込)
部位 | トライアル | 1回 | 5回 |
---|---|---|---|
両頬 | ー | 20,900円 | 93,500円 |
全顔 | 11,000円 | 27,500円 | 104,500円 |
外用薬(税込)
外用薬 | 値段 |
---|---|
アゼライン酸 | 1980円 |
よくあるご質問
タップすると開きます
保険は適応されますか?
セレックVは自由診療となります。
各種保険はご利用いただけません。
酒さと診断された場合の飲み薬等は、保険が適応となります。
今までステロイドとビタミンで治療していたのですが、飲み続けた方が良いですか?
酒さという診断でステロイドとビタミン剤を長期に服用して改善しない場合は、毛細血管拡張症の可能性を疑います。その場合、ステロイドやビタミン剤は不要です。一度診察にお越しください。
何回施術を受ければ良いですか?
複数回受けることで血管が収縮するため、平均的には5回程度の治療をお勧め致します。
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文責:京都駅前さの皮フ科クリニック 院長 日本皮膚科学会認定専門医 佐野陽平