夏休みが終わり、秋が本格的に始まろうとしています。
皆さんの足元もサンダルからスニーカーやブーツ、パンプススタイルへ切り替わるころではないでしょうか。
正しい靴の選び方・履き方を知らないと陥入爪(巻き爪)などトラブルの原因となります。
そもそも陥入爪(巻き爪)とは足の親指に起きることが多いといわれていますが、手足のどの指でも起こりえる疾患です。爪の周囲の皮膚が痛む、赤く腫れる、出血する、肉が盛り上がってジュクジュクしてくるといった症状がみられます。
こういった症状を防ぐには下記の正しい靴の選び方・履き方を知ることが大切です。
☆正しい靴の選び方
・靴を選ぶ際、必ず両足とも試着して店内を歩いてみる
・同じタイプの靴でも1つのサイズだけを履くのではなく、前後のサイズも含めて3つのサイズを履いてみる
・靴のつま先部分の幅や高さにある程度の余裕があり、足の指先が圧迫されない靴を選ぶ立った時に靴の中で足の指を上下に動かすことができるか、歩いたときに足の指先が靴に当たらないか確認する
・かかと部分がしっかりしていて、靴紐やベルトなどの留め具のついた靴を選ぶ
・足の前方に大きな負担がかかるため、ヒールの高すぎない靴を選ぶ
☆正しい靴の履き方
① 履き口を広げ、足を通す
Point:靴紐はつま先の方から広げていく
② かかとを合わせる
Point:足を手前に引きかかとが収まる部分に合わせる
Point:つま先方向に隙間があってもOK
③ 靴紐を締め上げる
Point:足の甲にフィットするように締め上げるのがポイント
④ 靴紐を結ぶ
万が一陥入爪(巻き爪)を引き起こした場合は、当院でも治療が可能です。当院では爪と食い込んだ皮膚の間にコットンを詰め込み皮膚への圧迫を軽減させる「コットンパッキング」という方法を中心に治療しております。爪の形の矯正はできませんが、皮膚への圧迫を取り除くことで痛みを和らげる効果があります。ワイヤー治療など矯正治療をご希望の方は他院へご紹介させていただきます。
正しい靴の選び方、履き方をしり陥入爪(巻き爪)などのトラブルを未然に防ぎましょう。
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