効果のある疾患:湿疹、痒疹、手足汗疱性湿疹、皮膚掻痒症、アトピー性皮膚炎、白斑、乾癬、掌蹠膿疱症、円形脱毛症、強皮症など多数 治療費は保険によって違いますのでお尋ねください。

治療方法

週に1~2回の定期照射を推奨します。赤くなるくらいから効果がでてきます。体質的に光に弱い方もいるので少しずつ増量しておくほうが安全です。適切な照射量(赤くなる程度)にて効果がわかるまでの目安として。かゆみは初回から、湿疹・掌蹠膿疱症などは3回~10回目くらい、乾癬は10回目くらいです。白斑は個人差も強く、時間がかかります。効果判定の治療回数は30回程度が目安です。適切な照射量を知るために照射後の反応を24時間目、48時間目と赤みの具合を診察時に教えてください。 従来の光線療法の180倍という出力の高い局所治療器ですので治療範囲は限られます。範囲が広い場合は従来の全身型の光線療法器となります。 副作用はやけど症状、炎症後色素沈着です。赤くなるということは炎症後色素沈着をおこすということです。できるだけ予防するために希望の方には遮光や日焼け止めなどを利用します。早く治るために照射後にはハイドロキノンクリームやビタミンC・トランサミン内服を併用する方法もあります。炎症後色素沈着は日焼けと同じですので2,3ヶ月はかかりますが元に戻ります。色素沈着がでて困るという方は申し出てください。

院長アドバイス

太古の昔から日光の力(免疫を調整する)で治療する皮膚病がありました。御存知のように紫外線は浴びすぎると発がん性があります。時代も進歩し、治療効果が高い波長(308nm)をさらに高出力とし、発がん性の心配も現時点で指摘されてない(照射制限がない)最新の光線治療器です。高額であるため、まだまだ大学病院レベルでしか置いてありません。従来の塗り薬や光線療法では効きにくい症例にもとても効果があります。効果を実感した患者さんからは「あの魔法の光を当ててほしい」といわしめるそうです。当クリニックでは積極的に治療に活用していきたいと思っております。またエキシマライトを照射したところはかゆみにもよく効くため、照射していない2番目にかゆいところの痒みを感じるようになることがあります。

京都駅前さの皮フ科クリニック|京都|京都駅前さの皮フ科クリニック 院長