睡眠がもたらす美肌の効果

季節の変わり目で急に寒くなり、お肌の乾燥が気になる方が増えています。

皆さんは睡眠がもたらす美肌の効果をご存知ですか?

 

美肌への早道は睡眠と言われています。睡眠中に分泌される成長ホルモンには、皮下組織の水分を保つ働きや皮膚のターンオーバーの促進、皮膚細胞の分裂、再生を促進する働きがあります。特に眠り初めの約3時間の深い眠りに成長ホルモンの分泌が盛んになり、この成長ホルモンによって食事でとった栄養を吸収し細胞が活性します。よく午後10時から午前2時は肌のゴールデンタイムと言われていますが、これはあくまで目安です。大切なのは熟睡できたかどうかです。

 

今回は、深い睡眠を得るためのポイントをいくつかお伝えします。

  • 就寝時はケータイの電源をO F Fにしましょう。眠りにつく直前まで携帯電話を使用していると、画面から出るブルーライトの影響で睡眠を安定させるメラトニンが分泌されにくくなります。
  • 照明は消しましょう。夜に、強い明かりを浴びると睡眠を安定させるメラトニンが分泌されなくなります。夜は暖色系の明かりにし、寝る前には照明を落としましょう。
  • リラックス効果のあるアロマオイルを活用しましょう。ラベンダーやマンダリン、カモミールなどは精神を安定させる香りと言われています。他にも、自分が心地よいと感じる香りで部屋を満たすのもオススメです。
  • 喉が渇いたらノンカフェインの飲み物を飲みましょう。コーヒー、紅茶、緑茶に含まれるカフェインは、脳を刺激し覚醒させます。就寝前の午後8時以降は控えるようにしましょう。もし寝る前に喉が渇いたら、ノンカフェインの飲み物やホットミルク、眠気を誘うカモミールなどのハーブテイーがオススメです。

 

睡眠は毎日の生活に欠かすことができない行動です。美肌のためにもできることから取り入れてみませんか?

 

参考文献

1)日本化粧品検定2、3級対策テキスト  コスメの教科書第2版,主婦の友社

さの皮フ科クリニック|京都|

2021年10月28日 木曜日