花粉症とは?
花粉症とは花粉による過剰なアレルギー反応です。原因物質を排除しようとするアレルギー反応で「くしゃみ」「⿐⽔」「⿐づまり」等の症状を引き起こします。季節性のアレルギー性⿐炎のひとつで、⽇本⼈の4 ⼈に⼀⼈以上が花粉症と⾔われています。
年中このような症状がある場合はダニ・ホコリなどが原因の通年性アレルギー性⿐炎かもしれません。
原因としてはスギやヒノキ、ブタクサなどの季節による花粉がアレルゲンとして⿐の粘膜や⽬の粘膜を刺激することによって過剰なアレルギー症状を引き起こし発症します。また、⿐の3⼤症状(くしゃみ、⿐⽔、⿐づまり)の他にも⽬のかゆみ、⽪膚の肌荒れによる乾燥やかゆみ、⽪膚のひりひりや、しみるような痛みをなどの症状が現れることもあり、⽪膚のかゆみ、炎症は花粉⽪膚炎と呼ばれています。また全⾝に症状(のどのかゆみ、咳、頭痛、腹痛、便秘、下痢、疲労感、疲れやすさ、熱っぽい感じ、寒気)などがでることもあります。
京都駅・丹波橋駅・宇治駅周辺で花粉症疾患にお悩みの方は、お気軽に京都駅から徒歩1分の京都駅前さの皮フ科クリニックへご相談ください。
主な花粉の飛散時期
※図はサンプルです。
花粉症の症状
- ⿐症状(くしゃみ、⿐⽔、⿐づまり)
- ⽬症状(かゆみ、流涙)
- ⽪膚症状(かゆみ、荒れ、痛み)
- 全⾝症状(のどのかゆみ、咳、頭痛、腹痛、便秘、下痢、疲労感、疲れやすさ、熱っぽい感じ、寒気など)
花粉症の症状としてはくしゃみ、⿐⽔、⽬のかゆみなど、いわゆる「花粉症」の症状のほかに肌にも症状が⽣じる花粉症⽪膚炎があります。 花粉症⽪膚炎は、肌のバリア機能が低下したところに花粉が付着し、かゆみ、痛み、湿疹、発⾚などの症状を引き起こします。くしゃみ、⿐⽔などの症状が出ない⽅でも、花粉の時期になると肌荒れをよく起こす場合は花粉症⽪膚炎の可能性がございます。また全⾝にも影響を及ぼしますので我慢せずに治療を受けていただくことをおすすめしています。⼼当たりのおありの⽅はお気軽に京都駅前さの⽪フ科クリニックまでご相談ください。
当院の治療法
当院では以下の治療を⾏っています。
薬物療法
飲み薬、点⿐薬、点眼薬などで症状に合わせてカスタマイズした治療していきます。
最も⼀般的な治療法でアレルギー反応を抑える抗ヒスタミン薬、抗ロイコトリエン薬を処⽅いたします。くしゃみや⿐⽔などの症状が強い⽅には併せてステロイド点⿐薬の処⽅も⾏っております。(ステロイド内服処⽅・重症例は⽿⿐科専⾨クリニック受診を、ステロイド点眼処⽅・⽬の傷の確認やその他違和感などは眼科専⾨クリニック受診をおすすめします。)花粉⽪膚炎の⽅にはステロイド外⽤剤や保湿剤の処⽅や、痒みが強い⽅には抗アレルギー薬の処⽅⾏っております。ステロイド内服・注射などは副作⽤からお勧めしておりません。
アレルギー検査
花粉症は、スギやヒノキの花粉などの原因物質に体が反応して起こるアレルギー疾患の⼀種です。当院では⾎液検査やパッチテストを⽤いてアレルギーの原因を特定することが可能です。
検査種類 | 検査可能な項目 | 自己負担額 |
---|---|---|
⾎液検査 |
よくある花粉症も含めて⾎液検査でわかる何のアレルギーか39 種類調べる⽅法とひとつひとつ気になるアレルギーを調べる⽅法があります。 |
39 種類セットは3 割負担で7000 円程度。希望の検査は⼀般採⾎料⾦に⼀つ追加のたびに数百円程度 |
パッチテスト |
花粉症ではなく他のかぶれの可能性がある場合に⾏う24 種類のスタンダードパッチでストです。花粉症のプリックテストは紹介となります。個別商品のパッチテストは紹介となります。 |
24 種類調べるスタンダードパッチテスト6000円程度 |
検査種類 |
⾎液検査 |
パッチテスト |
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検査可能な項目 |
よくある花粉症も含めて⾎液検査でわかる何のアレルギーか39 種類調べる⽅法とひとつひとつ気になるアレルギーを調べる⽅法があります。 |
花粉症ではなく他のかぶれの可能性がある場合に⾏う24 種類のスタンダードパッチでストです。花粉症のプリックテストは紹介となります。個別商品のパッチテストは紹介となります。 |
自己負担額 |
39 種類セットは3 割負担で7000 円程度。希望の検査は⼀般採⾎料⾦に⼀つ追加のたびに数百円程度 |
24 種類調べるスタンダードパッチテスト6000円程度 |
減感作療法
スギ花粉症・通年性アレルギー性⿐炎(ダニアレルギー)といえば⽇本⼈の4 ⼈に1⼈以上がかかっている病気と⾔われています。症状を薬で抑えるのではなく、過剰な免疫状態(アレルギー)が起こらないようにする根本的な治療があります。アレルギー物質を直接内服して体に慣れさせていく治療法(⾆下免疫療法)です。
◎治療
1 ⽇1 回1錠を1 分間⾆下に含ませたあとに飲みこみます。
※服⽤の前後2 時間は運動・⼊浴・飲酒は避けてください。
※スギ花粉症の治療はゴールデンウイーク以降に⾏います。
副作⽤
- ⼝の中の副作⽤(⼝内炎・⾆の腫れ・⼝の中の腫れ・かゆみ・不快感)
- のどのかゆみ・刺激感・不快感
- ⽿のかゆみ
- 頭痛
院長アドバイス
継続すると花粉症の症状が3割以上よくなるといわれています。いわゆる症状を抑える対症療法ではなく根治治療となります。体の免疫を変えていくため、およそ3 年以上から5年程度は治療を継続した⽅がよいといわれています。
※重症気管⽀喘息、がん、免疫疾患をお持ちの⽅は治療できません。
⽇常⽣活の注意点
- 花粉の多い季節の晴れた⾵の強いときはできるだけ外出を控えましょう。
- 外出前に家で花粉症⽤のマスクや眼鏡、帽⼦などを着⽤し、花粉を吸いこんだり付着するのを避けるようにしましょう。
- 帰宅時に室内に花粉を持ち込まないように服などに付着した花粉は払いましょう。
- 室内に花粉が⼊らないように窓を開けての換気は控えてましょう。換気したい場合は花粉が⼊ってこないような換気扇シートを活⽤しましょう。
- 花粉の付着しにくい滑らかな素材のアウターを着⽤しましょう。
- 疲労・ストレスの多い⼈、偏⾷や不規則な⽣活を送っている⼈などが花粉症になりやすいと⾔われていますので、7 時間程度の睡眠をしっかりととったバランスの良い⽣活習慣を⼼がけましょう。
- 帰宅後は⼿洗い、うがいはもちろんのこと洗顔もこすらないような洗い⽅を徹底しましょう。⼿洗い、洗顔後は保湿も忘れないようにしましょう。
- お⾵呂は39 度前後の温度にして泡⽴てた⽯鹸を⼿でなじませてよく洗い流しましょう。
- 乾燥を感じたとき、お⾵呂の後は保湿クリームをたっぷり塗りましょう。