イボ(尋常性疣贅)とは?

現在いぼの原因となるウイルスは210種あるそうです。ここで説明するのはいわゆるよくある「普通のいぼ」のお話です。そのウイルスが皮膚の細胞に感染を起こします。ウイルスが増えるので噴火したように見えることが多いです。血管を呼び込む性格がありますので点状の黒い点は血管の出血した部位を表しています。医師がダーモスコピーという特殊な虫眼鏡でみているのはこういった特徴を見ています。治りかけや軽症のときは「たこ」と見分けがつかず困ることがあります。押して痛いと「魚の目」の可能性があり、つまんで痛いといぼの可能性が高いといわれています。体重がかからない、こすれない部位にたこができたらいぼと考えていいと思います。

イボにお悩みの方は、皮膚科専門医の京都駅前さの皮フ科クリニックまでご相談ください。

治療方法

液体窒素療法とは空気中にある窒素を液体(-196度)にしたものを利用した治療です。

昔からある皮膚科独特の治療です。働きとして①冷凍刺激による免疫調整、②冷凍凝固の2種類の作用があります。優しくさっと刺激した場合は①の働き。長く強くあてるほど②の要素が強くなります。病気や状態により当て方の強さや長さを加減します。

液体窒素療法をする主な病気としてはウイルス性の病気であるイボですが、その他脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)を含む良性腫瘍全般(悪性腫瘍も効果がある場合もあります)。円形脱毛症、老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん、いわゆるシミの一種)などもあります。皮膚科としてはかかせない治療法のひとつです。

 

液体窒素療法が治療の中心的存在です。レーザーなど様々な治療法がありますがいずれもウイルスですので一回で治せるという方法はありません。

定期的に7日程度から2週間以内の液体窒素療法が効果的と言われています。もちろん二週間に1回より1週間に1回の方が効果的と言われています。不定期でも効果はありますがやはり2週以内をお勧めします。

イボはウイルス性で通常治りにくいです。治りにくい人は補助として抗がん剤外用なども教科書的には記載がありますが現実的には副作用の少ない補助療法としてヨクイニンという漢方薬や角化を調整するビタミンD外用薬程度に留めておいた方がよいと感じます。増えてくることも多いので根気よく治療を続けましょう。

日常の注意点

ウイルス性なので基本感染する可能性がありますが、そう簡単に感染はしないことが多いです。よく触っている人は周りや触った手にうつることも見かけます。一度なるといつ治るかわからないようなものですので不必要に触らない方がいいと説明いたします。

基本的には寿命に影響を与えません(例外は子宮がんや喉頭がんの原因となるヒトパピローマウイルスの一種)。人から人へうつることも多いですが生活に密着しており避けにくいと思います。自分のためにも人のためにもほったらかしにせず治療は受けましょう。

よくある質問

液体窒素療法をした後はどうすればいいですか?

→液体窒素療法をした1~2日はピリピリと刺激感があるかもしれません。通常なにかに気を付けることはなく、そのまま日常生活していただいて問題ありません。

強くやるとヤケドとなり水疱ができたり、一時黒くなったりすることがあります。(そのおかげでイボが治ることもありますので治療ミスというわけではありません。)また一時的に周囲が炎症後色素沈着となることもありますので気になる方は治療を中断するか、自費のシミの薬であるハイドロキノンクリームを併用することをお勧めします。じゅくじゅくしたり、ぴりぴり痛い場合などは処方された抗生物質外用剤のゲンタシン軟膏を塗っていただいて結構です。何か気になる点がある場合は来院ください。

いったい、いつ治るのですか?

たった1回で治る人もいますが2年以上かかる人が30%います。液体窒素療法は平均7回で治るといわれていますが珍しいと思います。数年治らないことは多いですので根気が必要なことが多いです。自分の免疫を利用しながら治していく治療ですのでだらだらと液体窒素のみをやるよりは塗り薬など手を変え品をかえしながら治療をしたほうが良いといわれています。

さの皮フ科クリニック|京都|さの皮フ科クリニック 院長