治療方法

1日2回洗顔直後に気になる部位に外用してください。10分程度は効果のため通常の化粧は控えた方がよいです。昼間は遮光や日焼け止めを忘れずに。面倒な方は1日1回寝る前でもよいです。慢然と使用せず一旦薄くなれば休薬期間をおいたほうが良いといわれています。不安定な物質なので冷蔵保存が必要です。院内製剤は新鮮ですので市販薬より効果が高いといわれています。最も多い副作用は刺激・かぶれです。まずは首や肘などの目立たない部分に使用して紅くなるようであれば使用しないでください。トラブルのほとんどは炎症後色素沈着で一時的にシミが濃くなってしまうことです。しかし副作用のチェックは必要ですので月に1回受診をしてください(もちろん化粧せず)。自費になりますがビタミンC、トランサミンなどシミに効果のある内服をされると相乗効果も期待できます。希望者には濃度を上げた製剤もご準備できますのでお申し出ください。

院長アドバイス

ハイドロキノンクリーム(自費診療;税込5%:1320円、6%:1980円で5g単位の販売です。)

効果:肝斑・炎症後色素沈着、日光黒子、雀卵斑、くすみなど

メラニンという色素を作る部分を押さえる効果があります。メラニンが関係するようなシミが薄くなります。濃度が高いほど効果がありますが刺激が強いため、副作用が許容でき、効果も高い濃度が5%と言われています。4%を3ヶ月外用し89.5%に有効または著効したという論文もありますがシミがなくなることまでは期待しないで2,3割程度薄くなればよいという気持ちで使用したほうが良いと思います。3ヶ月使用して効果を感じないようでしたら中止してもよいでしょう。

京都駅前さの皮フ科クリニック|京都|京都駅前さの皮フ科クリニック 院長