*加齢による皮膚腫瘍

  「脂漏性角化症」は皮膚良性腫瘍の代表格で、加齢による変化であるので高齢者であれば多く見られる疾患であると言われています。加齢による表皮の変化で、老人性色素斑、いわゆるシミから始まる場合もあります。紫外線により誘発され、次第に隆起して脂漏性角化症になることもあります。放置してもいいのですが、皮疹が拡大する可能性もあります。また、首やワキに出来やすい米粒の半分以下くらいの小さな「アクロコルドン」という良性腫瘍も加齢による変化と言われています。や胸元、腹部や背中などに鮮やかな赤いポツっとした一見すると虫刺されのようにも見え、何年も消えない「老人性血管腫」(ルビースポット、チェリースポットとも呼ばれる)は老人性という名前はついてますが30代頃から出来やすくなると言われ、年齢と共に増える傾向にあります。皮膚の中にある毛細血管が増えることで表面に赤く現れる症状です。遺伝子の要因や、色白の方、摩擦などの刺激で起こりやすいと言われています。

いずれも良性腫瘍である為放置しても問題はありませんが、当クリニックでは液体窒素(-196度)や炭酸ガスを用いた治療や手術(大きなものは紹介)を行なっています。気になる方は一度ご来院ください。治療法などご相談させていただきます。

参考文献:「たった20項目で学べる皮膚疾患」、「リビング東京」中野皮膚科クリニック院長松尾光馬先生

さの皮フ科クリニック|京都|

2020年7月8日 水曜日