Taiho Allergy Symposium

博多で行われた抗アレルギー剤の全国研究会に出席してきました。 花粉症の時期になる前から抗アレルギー剤を内服したほうがいいことは知っていましたが鼻閉(鼻づまり)にも長期投与(5週間以上)をしておいた方が効果的だそうです。長期内服は蓄積効果もあるそうです。眠気と効果の関連はないそうですがやはり眠くならない(仕事効率が落ちない)抗アレルギー剤がいいです。平成29年に発売された新薬ビラノア®は車の運転より複雑なパイロットの仕事効率も落とさなかった実験もクリアしたそうです。私は現時点で患者さんの生活に出来る限り支障がないようにとビラノアを第一選択に処方して間違いなかったと再確認いたしました。1時間以内と早く効果が出現し、肝臓が悪い人、腎臓が悪い人、老人にも減量せずに使用できるといわれています。患者さんにはたとえ話で新薬は新しい電化製品や新車のように便利な機能がついてきますと説明しています。抗アレルギー薬の点眼薬も油断できません。粘膜から吸収されるので眠気をおこしやすいそうです。点眼薬も仕事効率が落ちない処方が必要です。ちなみにかゆみやアレルギーで眠りが浅くなるだけでなく思考や記憶力も落ちてしまうそうです。保険上さらに症状が強い人には眠くなるような昔の抗ヒスタミンを追加します。やはりREM睡眠が減ってしまい思考と記憶が低下してしまいます。その上翌朝も眠気がでますし、内服中はウイスキーシングル三杯分飲んだくらいの判断力になるそうです。 花粉が終われば黄砂です。黄砂もいろんな化学物質を含んでおり、それにアレルギー抗原が着いている場合はやはり色々なアレルギー症状が出るそうです。黄砂単独であればアレルギーというよりは肺障害となるようです。 さて、通常我々は室内で93%を過ごしているそうです。しかし、外の空気より5倍汚いそうです。ハウスダスト、ダニ、カビ、室内の化学物質で・・・。まめな換気と掃除が必要でしょう。 アメリカの子供の喘息の原因としてタバコ受動喫煙、ゴキブリ、ネズミ、カビが四大原因だそうです。 アレルギーって悩みが尽きませんね。医者も患者も。

さの皮フ科クリニック|京都|さの皮フ科クリニック 院長

2018年1月21日 日曜日