掌蹠膿疱症を克服するためのストラテジー

掌蹠膿疱症を克服するためのストラテジーという勉強会に参加しました。

掌蹠膿疱症はてのひら、あしのうらに黄色のウミが溜まった小さな水疱がたくさんできる原因が不明の病気です。乾癬(体に湿疹のようなものがあちこちにできる皮膚の免疫異常がおこす病気)と親戚と言われています。基本原因不明ですがタバコ、病巣感染(体にあるばい菌感染症、虫歯、扁桃腺炎が代表的)などが原因と言われています。いわゆる体にあるものに対してのアレルギー反応みたいなものでしょうか。平均7年で治癒していくといわれています。この原因が取れると(例えば原因となっている虫歯を治す)すーっと治癒していきます。歯医者さんにレントゲンを取ってもらっても見つけにくいような虫歯が原因となることもあるようです。どこまで検査と治療をするのか迷うところですし、実際一つ一つ原因を探っていくとなれば患者さんに大変な労力と検査・治療が必要となるでしょう。当クリニックではエキシマライトがありますので通常の塗り薬の治療よりも効果的です。原因を見つけて治療して治すのが理想ですが現実的には難しいことが多いと思います。いずれにしても患者さんは大変です。

さの皮フ科クリニック|京都|

2017年12月19日 火曜日